nagaoshan

不安は魂を食いつくす/不安と魂のnagaoshanのレビュー・感想・評価

4.0
ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督作品!

フクオカシネアスト⑤

ファスビンダーのメロドラマ作品。

上映前に作品解説をして頂きました(^^)

40名位のホールで贅沢にも私一人での鑑賞で、なんだか授業を受けてるようで新鮮な体験でしたね笑(^ ^)

ダグラス・サースのオマージュみたいなことをレビューでも拝見しましたけど、館長さん曰く、日本人の心の奥に染み入る作品です。まるで、小津、成瀬監督の作品のように…との事でした。


初老のドイツ人の女性、エミは雨宿りに入ったバーで20歳も歳の離れたモロッコ人の青年アリに出逢う。

二人でダンスをして、会話も弾み一緒に暮らし始めやがて結婚をする。

ミュンヘンオリンピックの直後で、人種差別がドイツ国民の中にも燻っているところに2人が様々な差別的な事に直面しながらも愛を模索していく様が素晴らしい。


二人の愛を確かめ合うダンスシーンが切ない…

ラストのエミの覚悟や慈愛溢れる表情も泣ける…

心に染み入る良か映画でした!

いやいや!フクオカシネアストを応援せねば‼️福岡市、近県の映画ファンは是非ご来場ください!(^-^)
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