大木茂

実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)の大木茂のレビュー・感想・評価

3.4
観た後に誰しもが思うであろう…


「総括」とはなんなのか…


3時間もあるし政治?な話だから不安だったけど総括のおかげでなんとか切り抜けたわ

一幕の革命サークルもどきのなんかの真似事に反吐が出そうになってキツかったわ
デモやってるクズとかアベガーとかネトウヨとか死ぬほど嫌いだから
自分たちが何かを変えられるって勘違いしてる集団って今まで何かを変えた事がないから見ていてイライラするんだよね
行動力あるヒッピーみたいなもんよ
でも実は前半に出てくる逮捕されちゃったりいなくなる人達ってエリートっぽいんだよな

で二幕は出がらし素人達が訓練するんだけど見てられないんだよね
そして総括ですよ
ここら辺は胸糞なんだけど自業自得感もあったりして正の字書きながら楽しんだわ
人間の業が詰まっていて最高だね
ここまでなるんだっていうね
女の嫉妬、インテリマウント、集団心理などキモくて狭い世界で胸がムカムカする
レイプとか乱交、食人とかよく起きなかったな
何度あの山小屋に火炎放射器やらショットガンぶっぱなしそうになったか分からん…
永田がやっぱ一番ヤバいなオタサーの姫
この映画に出た役者さんの勇気は賞賛するわ嫌わねかねないリスクを負ってるよね
あさま山荘がオチだけど山小屋の内ゲバが一番面白かったわハイパー反面教師だと思う
三幕が蛇足に感じるくらいだったわ
正直若松監督って画面が安っぽいなって思ってたけど二幕の学生の素人感と相まってピッタリなんだよな
ただやっぱラストは鉄球力入れて欲しかったけどね…

あんまりバカにすると殺しに来そうだから怖いけど結構死んだり自殺したり牢屋に入ってたりして安心した
でもなんか一人だけ生きてるらしいんだよね…

国が腐ってたら革命が起きるし求められるよね
それが起きないし求められてないって事は腐ってないって事だから余計な事しないでねって思うわ
大木茂

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