連合赤軍とかあさま山荘事件とか、言葉は知っていましたが、その内情はほとんど知らなかったので、この映画にはものすごいショックを受けました。
ここで描かれているのは極限状態における人間の狂気です。
そ…
あさま山荘のエスタブリッシュ・ショットを提示しないのは明らかに低予算故の苦渋の選択であろうが、連合赤軍の側からあさま山荘事件へ至るまでの事実を描画するという建前のもとに、この撮り方は違和感こそあれ、…
>>続きを読む凄い映画である。これはもう冷静に「中立」の立場でドキュメントタッチに徹したからだと思う。反体制派バリバリでどう考えても連合赤軍に思い入れのある若松監督が思想やら何やらを全て捨てて、あの時に何が起きた…
>>続きを読む連赤について書いた映画で、これ以上に優れた出来のものは、今のところないと言える。
私はこの映画が大好きで、何度も見ている。
山岳ベースへ至るまでは、山本直樹「レッド」などを読んでいると、簡潔な進み…
この作品、3時間超もあるって分かったのは観始めて、長いな…これ…って感じ始めたころ。
2日に分けて観ました。
中盤のリンチの場面は、思想とか革命のための活動とか関係ない、ただのいじめのように見え…
自己を再帰的に構成し直し続けなければならない近代以降の人間にとって、「総括」の不可能性は、たとえ馬鹿げたコントじみていても、決して理解不能なものではない
でもやっぱりコントのようなおかしさはある
…
母親の呼びかけを聞いて井浦新が「老けたな」って呟く辺りで泣いた。外側を全く映さずに警察も母親や家族も声だけが響く。ここが例えばNHKのドラマだったら母親の姿を映しちゃいそうだし。伴アンリと坂井真紀の…
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