実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)の作品情報・感想・評価

「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)」に投稿された感想・評価

arataki

aratakiの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

恥ずかしながら「あさま山荘事件」に関しての知識がない状態で鑑賞。
(名前だけ知っていたが内容はなんとなくしか把握してなかった。)

人が沢山登場するので途中で人名は混乱してしまうこともあったが、随所に説明的なナレーションが入っているため、事件までの展開は無知の私でも分かりやすいものとなっていた。
それが故に190分という長さでも最後まで見るに耐えたのだと思う。

内容としては、カリスマ的支配の暴走、そしてその末路が若者たちの「総括」によって表れていた。
限られた場所で、極限の集団生活の中で、元々の目的を見失っていき、破滅へと突き進んでいく様がなんとも虚しい。

ただ、日本を変えようと行動に出た若者たちの活力は現代のそれとは違い、輝いても見えた。

本作は演技、台詞面で舞台的な表現がされており、歴史的な作品というだけでなく、映画作品としても充分満足できる内容だった。
十河

十河の感想・評価

-
中二病と意識高い系がこじれた感じ。
恐怖政治を引かないと、集団を率いることができないのは、無能のあらわれ。

このレビューはネタバレを含みます

当時の人たちが変な方向に突き進む過程が垣間見えた。
坂井真紀のオッパイは出す必要があったのだろうか。まあいいけど。
さと

さとの感想・評価

4.0
突入せよ!あさま山荘事件を見て気になった映画。
警察目線だった突入せよ〜とは逆で、犯人側から描いている映画。

人間ってこういう行動をとってしまうんだーと考えさせられた。
心理状況とか手に取るように分かって、あり得ないけど自分はこうは絶対ならないけどと思ってるけど、そうなる心理状況はなぜか分かる不思議。

役者さんの切羽詰まった演技がそうさせるのか。

雪山を歩くだけの時間とかはもういいよってなるけど、ほかは見ていて飽きない。引き込まれる。

このレビューはネタバレを含みます

日本人だけど、平成生まれからしたら
『あさま山荘事件』はピンとこない。
坂井真紀と井浦新が出てたから観てみた。

組織運営を客観視出来ないと潰れるという話。
組織にはカリスマ的支配と合法的支配があるけれど、カリスマ型の暴走の典型かなと。
連合赤軍の『総括』があって、
オウム真理教の『ポア』があって…
これらって過去から学ばないのかなと思ってしまう。
でも駄目だと思って発言したら自分が標的になるんだもんな…。

自分も学生サークルを率いていたから、連合赤軍になって『総括』する前のシーンでトップに意見する人達を見てなんか心が締め付けられた。
俺も時代と場所と思想とやる事が違ったら彼らみたいなリーダーになってたりしていたのかと思うとね…。

集団を…
客観視出来ない。
絶対的応援者がいる。
目的を過信し過ぎる。
上の命令には逆らえない。
…これが重なると酷い事になるね。

『世の中のために自分を犠牲にするんじゃなかったの?』
『勇気がなかったんだよ』
この二つのセリフは重い。

この戦いを警察側から描いた『突入せよ!あさま山荘事件』も観たいと思います。
春21号

春21号の感想・評価

4.1
こんな集団が実在していたなんて…

あの有名なあさま山荘事件を中心にした映画化…ではなくそれに至るまでに起きた山岳ベース事件を中心にした一連の学生運動の映画化です。
観る前に学生運動の事を少し調べておかないと分からなくなるかもしれません。最初の1時間ぐらいはざっと流すように山に登るまでの経緯をナレーション付きで次々と描写して行くのでいったい何が起こっているのか?何がしたいのか?よく掴めないかもしれません。
まぁ〜結局は共産主義の名の下に資本主義である日本で革命を起こそうとしていたのです。
もっと簡単に言うとこの国を変えてやりたかったんだと思います。

はい、この映画はその様子をわりと淡々と限りなくドキュメントに近い形で描写していきます。
正直言って再現ドラマに毛が生えた程度まで演出が抑制されていて、多少の安っぽさは否めないかもしれません。
しかし、これが残虐極まりない実際の事件を表現するのに実に効果的に働いていて良かったと思います。

もう山に登ってからは凄まじかったです。
総括しろ!自己批判しろ!
独特の口調で仲間を罵り、適当な理由で殴り殺してしまう。同じ目的意識を持った仲間のはずなのにいやその目的意識が強すぎたからか最悪の結果を招くことになってしまう。そこには嫉妬や妬みや虚栄や欺瞞など人間だしもが持つ感情が関わっているのだと思うけど、あの狭い山小屋の中でそれらが渦巻いていると考えるとそれだけで異常な事だと思った。

正直ここまでの事は相当な事がなければ起きないと思う。しかし、実社会においてもこのような集団ヒステリーは起きているのかもしれない、
例えば会社であるとか学校のクラスであるとか、人が集まるとこには一歩間違えればこの事件に繋がる要素が転がっているのかもしれない(教師蹴っ飛ばしてネットに動画あげた事件とか)
そう思うと単に人ごととしてこの事件を片付けられなくなってしまう。
いつ自分がこう言う集団のヒステリーに巻き込まれるか分からない、というかもしかしたらそのきっかけを作る人物に自分がなってしまうかもしれない、めちゃくちゃ怖い事である。絶対に嫌

あの時代、自分の誇りのために運動を続け学生達が行き着く先がこの事件だと考えると実に虚しくなってしまう。
この事件こそ彼等はどう総括するのか気になる。主義なんか関係なく1人の人間としてどう考えているのか是非とも聞きたい

かつての日本でこんな事が起きていたなんて…本当に人間なんてどうなるか分からないのだと思いました。クワバラクワバラ
落合光

落合光の感想・評価

2.9
youtubeであさま山荘の当時の報道を流し2枠で映像を見ました。
もう一度観たいけど、生半可な気持ちでは向き合えない。誰だって自分がもし、その時代にその場にいたら参加していないなんて言えない。「僕たちは勇気が無かっただけ」というセリフをずっと引きずっている。一緒に行った友達と、劇場を出てロクに感想も言えず、黙々と歩いて帰ったのが良い思い出。

勉強のため観賞。

長く重く難しい言葉と事象

そんな昔じゃないのに
同じ世代の若者が今とは違う
情熱をもって生きてた時代

何が違うのか同じと思うこともあるはずなのに


とりあえずヘビーすぎて2日に別けてみた

ほんとにヘビーです。


でも大変勉強になりました。
鵜呑みにしちゃいないけど、なんとなく
連合赤軍がどんな団体かを知るには良い映画。ただどの登場人物にも共感できなかった
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