エアール

変人村のエアールのレビュー・感想・評価

変人村(2006年製作の映画)
3.5
村人全員がヤバい変態村、
平凡なサラリーマンが一線を越えちゃう変態男、
そしてここに変人村、笑
なんじゃそりゃ…

変態男よりも気になってしまった変人村
ーーなぜならば
なんとヴァンサン・カッセルが出ているではないか、笑
観てみたらイメージ変わりますよ、これ。
やたらデカイし、顔にべったりはりついたあの薄気味悪くて不快な笑み、でも目は笑ってなくて、
不潔で髪はモジャモジャ、
むき出しの歯、
何を考えてるのかよく分からんし、
異様にハイテンションだし、
さっきまで陽気だったのに急に激昂したり、
そして人間離れしたあの怪力と凄まじい生命力、笑

車に轢かれても死にゃしない、
頭を殴打されても全然へっちゃら、
生きた人間に対してまったく気を咎めることなく外科的措置を行えちゃうあの肝っ玉のデカさ、
声色も変えて、…
とにかくカッセルが…紳士な部分は皆無、人が変わっちゃってる、と 笑

それから出演してる女優さんたちもみなさん素晴らしくて。
ロキサーヌ・メスキダやレイラ・ベクティ、ジュリー=マリー・パルマンティエ、
それからクレジットにはあのモニカ・ベルッチの名前まで…
驚愕でした…いったいどこのシーンに出ていたのか、笑
ベルッチほどの女優さんなら見逃さない自信はあったのに…結局見つけられず。
非常にヤバい使用人 ジョセフをカッセルが演じておるのですが、
もしややはりヤバいジョセフの”奥さん”が…と頭を掠めるものの
こっちもカッセルだし、笑
カッセル一人二役かい〜、と。

個人的にはヤスミン演じたレイラが頭一つ抜けてますけど
クラブで会うエーヴことロキサーヌも堪りませんね、こりゃ、笑
童顔なんだけど、男を誘うあの目つきといい醸す色っぽさといい
これはこれで妙にエロくて、笑
夢中になる人が多くても不思議じゃありません。


はて
昔こんな男がいた。お前と同じ恐れ知らずの男がな。
悪魔が男のもとを訪れた、夢の中でだ。
悪魔に望みを聞かれ、
男は”透明人間”と答えた。
するとその夜にこんなことが起こったんだ。
男は自分の妹のベッドに入り込むと、ブタのようにファックした。実に深くね。
その翌朝
妹のお腹に子供がいると男は気づいた、妊娠さ。悪魔が現れて男に言った。
”クリスマス・イヴに子供が誕生する”
”鐘が12回鳴った時にな”
”生まれた子は俺の物だ”
”その子に贈り物をあげろ”。
すると彼は悪魔に聞いた
”子供への贈り物とは…何でしょう?”


クラブで会う謎の美女 エーヴ、
暴れてクラブを追い出される、いかにもオツムが小さそうな野郎3人
ーーバート、タイソン、ラジ、
クラブで働くアジア系美女 ヤスミン、
エーヴに誘われ、5人は郊外にあるというエーヴが住む家に向かうことに、
住み込み使用人 ジョセフとの出会い、
大量の人形が吊るされた、気味の悪い部屋、
姿を見せないジョセフの妻、妊婦のマリー、
誰かに覗かれてるような錯覚を、
用途が分からない、変な形の刃、
温泉とよく分からない地元の人間、
ヘビ、カラス、ヤギ、
信仰と悪魔崇拝、
イナゴの大群、
神よお助けを、笑


バートらがやって来たのは
”ふつう”の家ではありません。
残念ながらジョセフも”ふつう”の使用人ではありません。
悪魔崇拝家系の住処に迷い込んでしまった彼ら…
無傷で帰れるのか、それとも…
エアール

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