陸栗元

イングロリアス・バスターズの陸栗元のレビュー・感想・評価

4.3
観終わった奴らの感想
「ついにやりやがった」
タランティーノは映画を知っている
観客のツボの抑え方、面白い映画の作り方を知っている
しかしこの映画は面白さを求めすぎて一線、二線を優に飛び越えている
第二次世界大戦を娯楽映画に変え(これ自体はアメリカ様のお得意芸)、なんと主人公のブラピたちがユダヤ人の軍隊とかし、ハンムラビ法典も真っ青の「目には目を歯には歯を鉤十字には鉤十字を」でナチ公を血祭りに上げていく
大丈夫なのか? 異国情緒は詳しくわからないが、ユダヤ人が全員、ユダヤ教じゃないしYHVH(ヤハウェ)を崇めているわけじゃないとしても、ユダヤって基本的に「汝、殺すべからず」じゃないの?
あとラストもフツーに戦争映画のセオリーを軽く飛び越えているので必見
陸栗元

陸栗元