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イングロリアス・バスターズのtubure400のレビュー・感想・評価

4.2
PTアンダーソンの『There Will Be Blood』以降と同じように、タランティーノも『イングロリアス・バスターズ』以降、サブカル感が薄くなって、大作志向になって、映画らしい映画を作っているような気がする。

『ジャンゴ』も『Hateful Eight』も面白かったけれども、『イングロリアス・バスターズ』もすごかった。大佐や、戦争の英雄など、悪役もいちいち魅力的で、ショーシャナが必要以上に美人なのもすごかった。ラスト・シーンで座りの悪いというか、politically incorrectな爽快感があるのがすごい。ざまあみろという気持ちになるんだけれども、本当に単純にそう思っていいんだろうかという居心地の悪さがあって、考えてみると『ジャンゴ』も『Hateful Eight』もそんな感じで、性格の悪さを感じた。
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