しょこらbb

イングロリアス・バスターズのしょこらbbのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

映画史に残る怪作パルプフィクションの興行収入を超えてタランティーノの最高興行収入作品になった本作。
僕が好きなのは次の5点

1歴史の大幅な書き換え
2ブラピが脇役の能無し
3クリストフの怪演
4メラニーロランが狂おしいほどに美しい
5英仏独伊語が満遍なく使われる

1みたいな「こうだったらおもしろいよね」という遊び心を発揮するのはタランティーノらしさ満点だと思います。ワンスでもそうですよね。歴史はこうだったけど「映画だから、フィクションだから、ここまでやっちゃおうよ」っていうこの気持ちは最高にロックだし衝撃的です。
またブラピをここまで能無しの脇役に弾き飛ばせるのもタランティーノという監督の力です。
何より注目しなければならないのが、序盤の牛乳を飲むシーンから「あーこれは助演男優賞決まったな」と思わせる、レオンのゲイリーオールドマンを超えたんじゃ無いかとさえ思わせるクリストフヴァルツの怪演です。彼がいなければこの映画は成立しないんじゃないかと言っても過言ではないですよね。
またユダヤ人の代表として出演したメラニーロランが美しくて美しくてたまらないです。監督はシーンを撮りながら恋に落ちたんじゃないかと思うほど美しく撮っています。それがまさに死ぬシーン。真紅のドレスにワルサーp38で腹部を撃ち抜かれて血痕が薔薇の様に飛散するカットはもうそれだけで芸術だったと思います。
言語たくさんあったのを楽しむ人は少ないと思うのでその感想は省略。
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