随分昔に観て今回は２度目。いろいろと忘れていた。意外だったのは、左幸子が大半を占め、三國連太郎のシーンが少なかったこと。もっと登場シーンがあれば心理描写がつかめたが、ちょっと分かりづらかった。ラストシーンが物語っているのか…。切なくなった。
伴淳三郎も良い味を出している。家族との会話から当時の時代背景を感じさせる。不器用だったのかもしれないが、刑事としての信念があり良かった。
高倉健のような真っすぐな刑事も良い。その良さと相反するような三国連太郎の複雑な心理。「砂の器」にも似たところがあったように思う。とても見応えがありました。
