2024年343本目
偶然に翻弄され
『宮本武蔵』シリーズの内田吐夢監督が水上勉の長編推理小説を映画化した名作
昭和22年秋、函館の近くで質店に強盗が押し入り、店主を殺して大金を奪った後、店に放火し…
ストリッパー黒井ひとみさんの演目「飢餓海峡」を観て、映画を観たくなり鑑賞。
戦後混乱期の貧困な日本で女性がパンパンや赤線が栄えていた時代背景が強く反映された作品。
イタコのシーンや時々反転する映像の…
原作を超える、素晴らしい作品。恐山の彷徨。足の爪。舟の灰。そして犬飼と樽見の名前。カット版にはなかった、息子が父親を追いかけてカネを渡すシーンの感動(カット版は伴淳三郎シーンが犠牲になった)。それに…
>>続きを読む3時間映画だけど、話がテンポよく進むし要所要所が簡潔だったので長いと感じなかった。振り返ってみればそこまで凝った話でもないんだけど、見せ方が上手いというか構成が面白い。三國連太郎と高倉健が名優と言わ…
>>続きを読む約三時間と長いですが面白い。
重厚な傑作サスペンス
トリックがどうとか、凄いどんでん返しが、とかでは無いですが、適度な緊張感があって見入ってしまいました。
信じる、というのはどういう事なのか、とい…
このレビューはネタバレを含みます
東映のロゴ、モノクロで初めて観たかも!
16mmを引き伸ばして焼き直した35mmフィルムでの上映なので、敢えて粗くなった質感が体感できてよかった。
最終的に犬養はどこまでしていたのか、分からない…
三國連太郎は自分の世代では「釣りバカ日誌」のスーさんの様な善良な老人のイメージが強いけど若い時は独特の堀の深い顔立ちでこういうクセのある役結構演じていますよね。この映画にもセリフがあったように石原裕…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
180分あるのに退屈する隙がない。静かなシーンにもずっと殺気がある。
犬飼が八重を殺してしまったのは、犯罪の露見を恐れたからではなく、八重の奥に恐ろしい貧困の面影を感じてしまうからじゃないか。犬…