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飢餓海峡の324のレビュー・感想・評価

飢餓海峡(1965年製作の映画)
4.2
死、生きるために忌避する逃亡。背負い込まされた罪による人生形成。中心となる三国連太郎と左幸子、そして周遊する刑事たち。中心から周辺へ各視点を移り渡る。船尾トラックバックのラストショット。しっかり海で終わるのgoodです。花屋・娼館の女・左幸子の陽性なおちょけ、「おら、東京さ行きてえだ」、「犬飼さんだっ!犬飼さんっ!」が良い。函館刑事の「老骨、お役に立ちましょう」、若手聡明刑事・高倉健。ネガポジ反転様表現、風雨、雷。森林軌道のおにぎり、恐山イタコ、親指。津軽海峡、青森下北、函館、東京、舞鶴。
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