ねこ

潮風とベーコンサンドとヘミングウェイのねこのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

心地よいのに少し淋しい、可笑しいのに涙が滲む、そんな作品
いつかは自分にもこんな日がやってくるのだろうと思うと、余計にせつなさが募る

出番は多くはないが、さすがの存在感のシャーリー・マクレーン
無言の表情の奥に複雑であろう過去を忍ばせているように見えて、勝手にあれこれ妄想してしまう
ウォルターがフランクの髭を剃るシーンもとてもいい
長年自分を支えてきた仕事に対する矜持が窺えて感じ入った

遺された者たちは、自分も死に近付いているというよりは、死がまた一歩こちらに近付いてきたと思ったのではないだろうか
この二つ、似ているようできっと違う
ねこ

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