田舎から上京し、一躍ニューヨークのクラブシーンを席巻した実在の人物 マイケル・アリグの栄枯盛衰を、実話を基に描いたカルチャームービー
マコーレー・カルキン9年振りの復帰作ということですが、確かに名演だったし彼の中世的な魅力というか新たな扉を開いた作品だとは思う
ただし、役にはハマっていたのでマリリン・マンソンの無駄遣いとまでは言わないけど、わざわざ彼が出演したのが疑問なレベルの映画だった
薬に溺れていく映画なのに全然普通の映画過ぎて拍子抜けだし、ポップミュージック全盛のディスコサウンドなどが随所に盛り込まれた安易な演出があまりにもクドくて耳障りなせいか、それっぽいだけの映像になってしまっているのがむしろノイズで、サイケデリックな気分を全く味わう事ができない
前半はぶっ飛んだ連中がひたすらワチャワチャしてるだけの映画で、後半は急にシリアスなトーンに変わる。それも個人的には全くノレない方向に
90年代初頭っぽい雰囲気はあるけど、これなら『スプリング・ブレイカーズ』のがよっぽど観ていられる
映画のクオリティに反してキャストは割と豪華でしたが、いろいろ構成も中途半端だし、実話ベースとはいえ、もっといくらでも面白く出来た映画だと思います
クロエ・セヴィニーはめちゃくちゃかわいいし、クラブキッズたちの斬新なメイクやファッションはビビッドでよかった👌🏻
〈 Rotten Tomatoes 🍅29% 🍿75% 〉
〈 IMDb 6.3 / Metascore 36 / Letterboxd 3.3 〉
2021 自宅鑑賞 No.510 GEO