Alina

運命の皮肉、あるいはいい湯をのAlinaのネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ロシアの国民的映画。たぶんラブコメディです。
毎年年末になるとテレビで放送されます。何十年も変わらないロシア文化のひとつです。当時のソ連の生活がよくわかる映画です!

ソ連時代は販売されるものも国が管理していたので、どこに行っても同じものが売られていました。服や家具、クリスマスツリーの飾りも然り。
離れた都市でも同じ通りの名前、同じ建物、同じ住所。そこからはじまるストーリーです。



以下、ネタバレ(冒頭30分くらい)のストーリー。

モスクワで医者をやっている主人公。毎年12月31日には仲間でサウナに行くことになっていて、結婚が決まった主人公は仲間に祝ってもらうことに。サウナでウォッカを数本あけて酔っ払います。
仲間の一人がレニングラード(現サンクトペテルブルク)に行くので空港まで見送りに行きますが、また飲んで酔っ払います。
みんなが酔っ払ってしまい、誰が行くのか忘れて・・・なんと酔いつぶれた主人公が飛行機に詰め込まれます。
そうしてレニングラードに着いてしまった主人公は、まだ酔っ払ったままタクシーに乗りモスクワの住所を言います。
「3番通りの25番地、アパート25の4階まで・・・」
そしてレニングラードのその住所まで辿り着いてしまいました。なんと家の鍵までぴったり合い、家の中にある家具も一緒。自分の家と思い込んだ主人公はそのまま寝てしまいます。そこへ住人が帰ってきて、てんやわんや!

ストーリーが面白いので何度も観てしまいますが、編集の下手なところがありこの点数です。
Alina

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