このレビューはネタバレを含みます
なかなか良い作品。
後世には華やかな時を過ごしたココ・シャネルの半生。
まだ女性の地位が確立されていない社会において、自身の自立と社会的地位を求め続けたその人生には、たくさんの迷いや葛藤、屈辱などの時間があった…。
孤児院出身の彼女が社会で成功するには、相当な努力と忍耐と強い意志が必要だったと思う。
普通の女としての幸せを得て生きたかったことも本当だろう。
いろんな状況を受け入れながらも、自分自身を見失わなかった彼女だからこそ成功したのかもしれない…。
そんな彼女の心情を上手く表現してる。
演技も映像も脚本もいいし、やはり衣装や小物もカッコいい。
フランス映画って、ほんと洒落てる。
観ることをオススメしたい秀作。