梅田

ゼイ・コール・ハー・ワン・アイ〜血まみれの天使〜の梅田のレビュー・感想・評価

3.7
ヤク漬けにされて娼婦をさせられている唖者の女が血まみれの復讐をしていく……という、タランティーノがいかにも大好きそうなスウェーデンのポルノ映画。実際に『キル・ビル』の元ネタのひとつになっているとのこと。
基本的には荒唐無稽なドB級映画なのに、どこまで狙って作ってるのかわからないけどたまーにめちゃくちゃヤバいカットがあってザワザワする。特に、警官を殴り殺すシーンで延々と続くスローモーションはかかりすぎたディレイもあいまって凄まじくサイケデリック。あるいはラストシーンの異常に美しい空の色も、こんなローファイ映画の完全に破綻したクライマックスとあまりに対照的。
梅田

梅田