梅田さんの映画レビュー・感想・評価

梅田

梅田

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

4.0

あんまりにも楽しかったので観終えてから原作の1巻(映画化された範囲)を読んでみたら、この映画の一番のキモである編集の苦闘のくだりがほぼ映画版オリジナルの展開だとわかって衝撃だった。めちゃくちゃ作家性の>>続きを読む

永遠に君を愛す(2009年製作の映画)

3.4

かなり強引な脚本に予算が追いついていないのでさすがに習作という感じだけど、わずか58分の中に適度に遊びもあって楽しい。最後の方はなんかもう爆笑してしまった。セルフリメイクしてほしい。

ファーザー(2020年製作の映画)

4.2

認知症というテーマに限らず色んなことを考えてしまって冷静に観られなかったし、なかば観るのが辛いとさえ感じだけど、これが本当にすごい映画だという感想は揺るがない。逆に、映像表現としての凄みがいろんなしん>>続きを読む

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

5.0

“Hell You Talmbout”のとこで「スパイク・リーのこういう演出が興醒めなんだよなぁ」と頭では思いつつもう頭痛くなるくらい泣いてしまってダメだった。『ストップ・メイキング・センス』と並べて>>続きを読む

THE DEPTHS(2010年製作の映画)

3.9

メインキャストはほぼ男性だけでここまで複雑な恋愛関係を描けるってすごいなと思った。

バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

4.1

めちゃくちゃおもしろかった…! まず南米のど田舎の村っていう光景がもの珍しかったというのもあるし、前半1時間くらい全くストーリーが見えないまま謎の要素がひたすら積み重なっていくのも楽しい。突如現れるU>>続きを読む

モード家の一夜(1968年製作の映画)

4.0

エリック・ロメールという名前を知ってからずっと観たいと思っていたのがこの映画なので、観るのは「6つの教訓話」シリーズの最後に取っておいたんだけど、おもしろかったー。
喋りっぱなしの映画で、ペダンティッ
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コレクションする女(1967年製作の映画)

3.2

ロメールの映画はだいたいどこかでハエの羽音を拾っているようだ。全体的にスカスカな会話劇だけど同じスカスカなら『海辺のポーリーヌ』みたいな華やかな画面の方が個人的には好き。

愛の昼下がり(1972年製作の映画)

3.4

観る前にいくつか感想を読んだときは「ジャミラ…?」って感じだったけど、ジャミラ超重要だった。なんて鮮やかな演出だと感動さえした。
プロローグの妄想ワールドでの脱臼したユーモアがもっと見たかったという思
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クレールの膝(1970年製作の映画)

3.5

全編通してキモすぎて笑った。クレールが登場してから俄然面白くなりキモさも直接的になるけど、ローラとイチャイチャしてる時の方が芯からキモい感が強い、と個人的には感じる。いやーキモかった。バカンスの最後の>>続きを読む

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.6

あの四隅の丸いフレーム、ヴィゴ・モーテンセンの『約束の地』って映画で観たことあるんだけど何て名前なんだろう。
静かな映画と思いきや音楽が流れるシーンの音量が馬鹿デカくてびっくりした。編集と撮影が好き。

あの夜、マイアミで(2020年製作の映画)

3.8

カシアス・クレイ(モハメド・アリ)、マルコムX、ジム・ブラウン、サム・クックとアメリカにおける黒人の歴史を振り返るときに極めて重要な4名が一同に会した夜、という設定の舞台劇を元にした映画。監督はHBO>>続きを読む

ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス(2016年製作の映画)

3.7

数年前にジョージ・クリントンのライブを観たときに「ほとんど座ってるだけじゃん…」と思ったけど、つまりこのキューバの老ミュージシャンたちと同じく生涯現役の意思表示なわけですよね。あれはやっぱりカッコいい>>続きを読む

JUNK HEAD(2017年製作の映画)

3.1

あらゆる真面目なダメ出しを無効化してしまう類の、カルト的熱量に満ちた映画ではあったが、個人的にはそんなに面白がれなかった。これをほぼ一人で作り上げたことに敬意を表したい、と言いたいとこだけど、これまだ>>続きを読む

ミナリ(2020年製作の映画)

4.0

韓国人の映画だけど、アーカンソーのど田舎の農地を開拓して厳しい生活を何とかやっていこうとするモチーフはまさにアメリカ映画の王道と思える。レッドステートを舞台に、アメリカの「忘れられた人々」の側を描くと>>続きを読む

アンタッチャブル(1987年製作の映画)

3.8

激情すぎるモリコーネのスコアが最高で映画館で観てよかった。とにかくクライマックスに次ぐクライマックスで体感上映時間は3時間(実際は2時間)。いやー楽しかった!
と同時に、一番悪いのはカポネでも汚職公務
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紹介、またはシャルロットとステーキ(1961年製作の映画)

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これ主演ゴダールなのか。雪の中を歩くショットがカッコいい。おしゃれなコート着てステーキ焼くの違和感がすごい。

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年製作の映画)

4.0

たぶん3回目の鑑賞。
今観るとジモにすごく同情しちゃうなこれは。世の中の正義が揺らぎまくってる中で、いちおうの「正義」に一泡吹かせてやった男におれは涙を禁じ得ないよ…。何で最後に本気の仲違いをするのか
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モンスターハンター(2019年製作の映画)

3.0

異世界転生してる意味がほとんど無いし、戦闘シーンのカット割が細かすぎて映像的快楽が著しく削がれてるし、脚本はあまりにも出鱈目(この時間配分はいったい何なんだ)で、ほんっっっとうにしょうもないとしか言い>>続きを読む

キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー(2014年製作の映画)

3.6

『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』を観てたら過去のあれこれを忘れまくっていることが発覚したので復習。たぶん観るのは3回目。何回観てもシャロンがかわいい。
以降のMCUに登場するバカげた超人たちと比
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21ブリッジ(2019年製作の映画)

3.9

(今度こそ)チャドウィック・ボーズマンの遺作は、ニューヨークを舞台にしたクライムサスペンス。オーソドックスなタイプの映画だけど、こういう王道な刑事モノを映画館で観るのは最近は逆に貴重な体験になってる気>>続きを読む

サウンド・オブ・メタル 聞こえるということ(2019年製作の映画)

4.0

すごく良かった…。変わってしまうことと変わらないことの対比が最後に訪れる無音の中で駆け巡って、どっちが良いでもないけどとにかく生きていくしかないんだよな…という残酷さと清々しさが同居する「映画」としか>>続きを読む

ノマドランド(2020年製作の映画)

4.1

『天国の日々』のテレンス・マリックみたいな最高のマジックアワー…。『ザ・ライダー』を映画館で見たかったなぁ、という思いにふつうに返答されて感激してしまった。
フランシス・マクドーマンドの口元がチャーミ
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グリーンルーム(2015年製作の映画)

3.2

暴力描写がカラッとしててカッコいい。B級に甘んじないスタイルに痺れた。でもそんなに面白いわけではない。
「無人島で聴きたいバンド」って多作なほうか有利じゃない?

二重のまち/交代地のうたを編む(2019年製作の映画)

4.0

無粋を承知で要約すると、当事者が当事者として震災の記憶を継承することの困難を、当事者でない旅人の口を借りることで解決しようとする試みの記録。二人の監督はすでに陸前高田市で10年来の交流を築いていて、も>>続きを読む

空に聞く(2018年製作の映画)

3.4

小森はるかの(そして同時代を生きる日本人にとっての)オブセッションとしての東日本大震災。『息の跡』の佐藤のおっさんみたいなエキセントリックな登場人物がいないだけに、映像作品として面白いドキュメンタリー>>続きを読む

春江水暖~しゅんこうすいだん(2019年製作の映画)

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なぜか開始直後40分くらい寝ちゃったので序盤は感想もなにも無いんですが、やたら横移動(船移動)のカメラでのロングテイクが目立つ映画でした。たしかにあまり観たことがないすごいショットもあったけど、逆に編>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

3.4

理不尽すぎる展開に面食らうから忘れがちだけど、序・破と比べるとこの『Q』で進展するストーリーの少なさに驚く。じゃあその分密度が濃いかというとそういうわけでもないように感じる。これはもうエヴァにしか許さ>>続きを読む

レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-(2019年製作の映画)

2.7

あまり本質的な議論まで踏み込まれているとは思えないし、こんなこと言うと怒られそうだがオカシオコルテスのファンムービーみたいだなと思ってしまった。これを観て感動する人はもともとプログレッシブな人だろう。>>続きを読む

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