ワンコ

グラディエーターのワンコのレビュー・感想・評価

グラディエーター(2000年製作の映画)
5.0
【歴史スペクタクル大作】

※間もなく「グラディエーター2」が公開になる。リバイバル上映

”アリーナ”という言葉は施設の正式名称にも使用されて一般的になっているのだと思うが、語源は、ローマに旅行に行ったら誰でも訪れてみたいと思うに違いないコロッセオの”闘技場”のことで、もう少し言うと、”(闘技場の)血を吸った砂(=”アレナ”)”という意味だ。

実は怖い😱ネーミングなのだ。

コンサートのアリーナの前列の方が取れた〜!なんて喜んだことがある人は多いと思うが、御多分にもれず自分もそうではあるものの、いつもこのことを思い出す😁

帝政ローマ vs. 奴隷なんていうと、スタンリー・キューブリックが自身の最低の作品と言った「スパルタカス」と、アカデミー賞とゴールデングローブ賞総なめ状況だった「ベン・ハー」を思い出すが、リドリー・スコットも「グラディエーター」については両作品の影響はあると言っていた。

「ベン・ハー」のコロッセオの闘技場でチェリオで戦う場面は圧巻だった。

ところで「グラディエーター」については、実在の人物も登場するので、歴史家から結構辛辣な批判もあったみたいだけれども、これはどちらかというとシェイクスピアの悲劇の要素も含んで、カタルシスを呼び起こすような作品じゃないかと思う。

日本なんて、映画もそうだが、大河ドラマだって相当な脚色をするのだから、実在の人物名とか実際にあったストーリーがどうのこうのとか、まあ大目に見ようよと考えたりする。フランスが舞台の作品が映画では英語だったりすると一番に知ったかぶりして批判するひとも多いけどね😜

手に汗握るし面白いんだからさ🤪

歴史家の批判をよそに、アカデミー賞もゴールデングローブ賞も獲った、アメリカ的大作主義の歴史スペクタクル&カタルシス作品だ‼️
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