一条和馬

グラディエーターの一条和馬のネタバレレビュー・内容・結末

グラディエーター(2000年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

次期ローマ皇帝に指名された将軍が野心家の皇帝の息子に全てを奪われて奴隷に堕ちるも、剣闘士として這い上がり最後には皇帝を討って家族の元へ帰るお話。

兵士からの信頼熱い主人公の将軍が奴隷に堕ちても、今度はその奴隷たちの中で信頼を得てのし上がる姿は正しく「人の上に立つ人物」を描いています。

数々の罠を仕掛けられても常勝無敗の主人公と、物語が進むにつれて周りから人が離れていく皇帝の息子との差は見ていてドキドキが止まりません。

また、最終決戦では(主人公に予め傷を負わせて)コロシアムで一騎打ちをして敗れるのですが、息子は誰からも悲しまれず、勝利の後力尽きた主人公を手厚く葬られる対比も美しく描かれています。

最後はそんなしんみりとした感じで終わりますが、剣闘士VS騎兵隊などの盛り上がる戦闘ではパイレーツ・オブ・カリビアンのメインテーマに似た曲(時期的にはこちらが前ですけど)が流れ、白熱した剣闘士達の雄姿を楽しむことが出来るので、とても良い映画だと思いました。
一条和馬

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