あぬ

グラディエーターのあぬのレビュー・感想・評価

グラディエーター(2000年製作の映画)
3.5
五賢帝最後の時代。

剣闘士と聞くとスパルタクスのようなどちらかと言えば剣闘士から反乱者としてのし上がったイメージが先行しがちだったが、ローマの将軍から剣闘士に落とされた話で少し新鮮。

やはりコンモドゥス帝は暴君として描かれ、終始敵に徹する。
しかし主人公サイドを際立たせる為とは言え史実とは異なりヘラクレスに憧れた皇帝はいずこへ、剣術でさっぱり腕の立たないクソ雑魚な人物になってしまったのは残念。なんか右利きだし。

ラッセルクロウ演じるマキシマス将軍の実直で身分を落とされても失われない誇りと戦術勘と剣捌き。これだけでも見応えはありました。

ただこの数日前にラプンツェルを観てしまったのでマキシマスと聞くとどうしても白い馬がチラついてしまったのが難点でした。
あぬ

あぬ