このレビューはネタバレを含みます
ロビン・ウィリアムスの演技(話芸)って、あまりに過剰すぎて映画のストーリーから浮き上がってしまうことが多いんですけど、本作の彼の話芸は見事に映画の中に溶け込み、生かされてる!(コメディアンの役だから当たり前なんですけど)。彼のジョークや毒舌はホントに笑えます。
映画としてはバランスが悪いかな。彼が一気に大統領まで駆け上がる序盤のスピード感は痛快ですが、サスペンス色が出てくる中盤で淀むのです。真実を明らかにしてあっさり大統領の座から降りるという結末もいまひとつ納得がいかずモヤモヤ(そもそも集計機械のエラーってなんなんだよと)。