オーストリアに実在したサイコパス殺人鬼の話。
やけに映像が古いと思ったら80年代の作品なんですね。
その古さもまた気持ち悪さを引き立てていると言うかなんというか。
鑑賞前に思っていたようなグロさとか、えげつなさはそれほどなかったです。
ですが、なにが気持ち悪いって彼の言動の全てが理解不能の意味不明なんですよね。
やたらと自分の計画がなんとかかんとか言ってるけど、もはや何が成功で何が失敗かもわからないし理解不能な理由で焦って1人パニクってるし(人を殺してしまったことからくる焦りではない)
とにかく終始理解不能です。
ただその理解不能を演じられる役者さんは素晴らしいと感じました。
いつも思うけど、こういう役を演じる人は役に入り込みすぎておかしくなるみたいなことはないんやろうか。