このレビューはネタバレを含みます
殺人は目的ではなく手段。いかに理想の形でオカズを嗜み性的欲求を満たすことができるか、親族への復讐心を満たせるか、そういう欲望に忠実に従って動いていく。確実に頭が逝っている。
自分で最初に窓を割って侵入したのに、次に侵入するときもまたガラスを割って入る。拘束の仕方も中途半端なので逃げられそうになる。手や顔の血液は異様に気にするが汚いシャツはそのまま。(替えが無かったのかね)
計画的犯行とはいってもそういう細かいところは素人感があってリアル。冷静に淡々と動いているけど、効率的で賢いシリアルキラーというイメージとはまた違う。
駐車場のシーンからすっと街並みにカメラを向けて始まるエンディングが良い。やべー奴は普通にそこら辺で育って日常に溶け込んでいる。