音楽の入れ方と視覚効果の相性が悪すぎて胸焼けと映像酔いがすごかった。
たぶん演出側が狙った効果ではないんじゃなかろうか。とくに(40年近く経ってるから仕方がないとしても)音楽がめちゃくちゃダサく感じた。バブル期の日本映画でもよく見かけるけどリヴァーブかけたドラムの音を映画に使うって本当に最低だと思う。
対してカメラアングルは不穏で演出的な不快さが面白くて、映る画も洗練されていて良かった。単純に音との相性が最悪だったように思う。
上映禁止になった理由はどうであれ、時代を越えるような快作ではなかった。
とはいえ、日の目を見れたのは映画にとっては喜ばしいことではあるのでこれを機にうまい具合に成仏して欲しい。