白湯

アングスト/不安の白湯のレビュー・感想・評価

アングスト/不安(1983年製作の映画)
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「全世界で上映中止」的な謳い文句にはあまり期待せずに見た。結構昔に作られたからそりゃそうだろと思いまして。

サイコパスとかそういう言葉を聞くと、レクター博士系の頭が良くて理路整然とした人を思い浮かべるけど、そういう人の方がむしろ珍しいというか、作り話っぽいのかなと思った。

幼少期に受けたストレスとか衝撃によって人格に歪みが出てしまう場合、その当時の感覚のまま大人になる気がしていて、いざその欲望を爆発させると幼児退行が起こるんだと思う。
だから彼の殺し方が、只々衝動的で無駄が多くて、モタモタしてて、大人の気を引きたい子供の行動のように思えた。

まぁ知らんけど。専門家でも無いし。
殺し方がどこまで忠実に再現されてるかも分からないので、あくまでも私の勝手な解釈。

カメラワークが斬新でBGMと相まってかなり不安を煽られる。
犬が可愛い。無事で良かった。
白湯

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