完全自己満足でお送りする不定期企画『レビュー0件映画を鑑賞してみた』
　これはFilmarks内で未だレビュー投稿のない作品をあえて鑑賞し、レビューを書いてみようじゃないかという、無謀かつ誰得な企画です。

　とりあえずのルールとして、Markされていても、レビュー欄が空欄だったり、あったとしても「記録」や「過去鑑賞」のような、レビューとは言い難い内容の書き込みもレビュー無しとみなします。

　さて、今回鑑賞した作品は……
　『恋に生きた女ピアフ』　LDで鑑賞
　1983年　アメリカ　　恋愛　　　先客6名様

　フランス出身のシャンソン歌手、エディット・ピアフと、プロボクサーであるマルセル・セルダンの熱愛を縦軸に、そして、二人のファンであり、戦時中に文通で知り合った、エディット・ピアフに似ている令嬢マルゴと、独軍の捕虜だったジャックの姿を横軸に展開される、大人の愛の物語。激動の時代を、愛を信じて生きた二組のカップルの人生が交錯する。

　ピアフとマルセルが互いに深く恋に落ちていたのに対して、マルゴにとってのジャックは決して望んでいた相手ではなかったという、相反する巡り合わせ。そんな4人の男女の運命は、とある事故により大きく変わる……。
　　エディット・ピアフとマルセル・セルダンは実在した人物だけど、マルゴとジャックは架空の人物。伝記ものに上手くフィクションを織り交ぜて、壮大なラブストーリーを紡ぎだしている。
　令嬢マルゴは、エディット・ピアフに容姿が似ているという設定で、エヴリーヌ・ブイックスがピアフとマルゴの二役を演じている。これが見事な演じ分けで、決して瓜二つではなく、本当に ‶似ている別人” という感じがした。
　さらに驚いたのが、マルセル・セルダン役。何と、マルセル・セルダン自身の実の息子が演じているという事実。因みに俳優ではなく、父親と同じプロボクサーだったらしい。

　かなり長い映画だけど、なかなか見応えのある恋愛ドラマだった。
　

• #レビュー0件映画を鑑賞してみた