勝沼悠

デイブレイカーの勝沼悠のレビュー・感想・評価

デイブレイカー(2009年製作の映画)
5.0
 人口の9割がヴァンパイアとなった近未来、人間の血液が希少化した世界は深刻な食糧難にあった。そんな中、血液製造会社の研究者エドワードはヴァンパイアと人類を両方救う方法があると言う人間コーマックと出会う。

 設定と世界観がすごいだけでなく、映像がそれに追いついていて大作感がある。
 ヴァンパイアが多数派になる中で多くの人が生きる為にヴァンパイアになった。そして今度はヴァンパイアが増えすぎて絶滅の危機に瀕し、生き残る為に人間に戻る必要性に迫られる。しかし、そううまくは行かず人間のエゴがそれを邪魔をする。最後のシーンは圧巻。

 人類側が銃器を使わないのは杭のようなもので心臓を打つとヴァンパイアは爆死するからなのね。ヴァンパイアものの常識は一切説明なしなのも返ってよし。
 ヴァンパイア映画もゾンビ映画に並ぶ一大ジャンルになりえると思わせる大作。
勝沼悠

勝沼悠