一匹のコウモリから爆発的に感染が広がり人類の殆どがヴァンパイアになってしまい、人間はヴァンパイアに血液を搾取される家畜のような存在になっている世界。絶滅危惧種となった人間の代わりとなる代替血液の研究をしているのがイーサン・ホーク演じるエドワードです。
エドワードは世間のヴァンパイアと違って家畜扱いされる人間に同情しており、人の血を飲むことにも抵抗感があります。軍から逃れる人間たちを庇ったことから物語が始まるのですが、予想外のどんでん返しもあるストーリー展開が面白かったです。
いわゆるヴァンパイア映画で描かれる「強くて無敵の吸血鬼」ではなく、エドワードは腕っぷしは弱いし逆に人間に襲われてへっぴり腰になるような感じで新鮮でした（笑）金眼で美しいイーサン・ホークなのに割とヘタレで終始泣きそうな顔してるのがまた…😌
そしてウィレム・デフォーが良かった！！物語の鍵を握る重要人物なのですが、登場した時の安心感がとにかくすさまじい。彼と一緒なら絶対に生き残れるって感じでした😂ヒロイン差し置いて（笑）イーサン・ホークを庇いつつ硝煙弾雨を駆け抜ける姿がめちゃくちゃカッコよかったです。
グロ表現がかなり派手で好みは別れるかと思いますが、見事な食物連鎖エンディングである意味スカッとした映画でした。
