ゆすけ

夢のチョコレート工場のゆすけのネタバレレビュー・内容・結末

夢のチョコレート工場(1971年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

前々から観たかったが、ティモシー・シャラメによる前日譚が公開されたので、予習も兼ねて鑑賞。

やはりどうしてもティム・バートン版「チャーリーとチョコレート工場」と比較して観てしまうが、話の本筋はティムバートン監督の作品とほぼ同じ(原作が同じなのだから当然と言えば当然)である。特徴的なのはウンパルンパ意外のキャラクターも歌を歌うので、よりミュージカル色が強いという点と、ウィリー・ウォンカの夢追い人としての側面が強調されて描かれている点である。ウォンカの背景については触れられていないにも関わらず、ジーン・ワイルダーのウォンカの方がジョニー・デップのウォンカのような奇人ぶりが少なかったため感情移入しやすかったように思う。脚本面では荒削りな部分もあるが、チョコレート工場のセットにはノスタルジーが溢れ、観る者の童心を思い起こさせる。この時代の映画は夢に溢れているなあとつくづく感じさせられた。まさに “Pure Imagination”である。
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