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スーパーマン4/最強の敵のTullyのレビュー・感想・評価

スーパーマン4/最強の敵(1987年製作の映画)
2.5
もうスーパーマンの役はやらない。そう言っていた 「クリストファー・リーヴ」 が演じた最後のスーパーマン。出演には条件があった、核問題をテーマに取り上げること。「ジーン・ハックマン」 らレギュラーメンバーも集結して完成したのがスーパーマン4。サブタイトルは 「THE QUEST FOR PEACE」 。 核廃絶を願う子供からのメッセージに応じて、スーパーマンが国連で演説して世界中の核ミサイルの廃絶を始める。しかし太陽に捨てた大量の核から、新たな強敵が生まれる。核を廃棄するだけでは本当の平和は訪れない。本当の平和は何?世界中の人たちが探索しないといけない。「クリストファー・リーヴ」 の思いも分からなくないが、ファンタジーの世界のスーパーマンに 「米ソ冷戦」 や 「核問題」 を入れたのは少し違和感を感じた。これは好みの問題かもしれない。邦題ではサブタイトルは 「最強の敵」 だった。核問題を最強の敵と表現しているとも解釈できるが、おそらくは今回の核から生まれた敵のことだけを指しているのだろう。このタイトルからも本来のテーマから外れていた。物凄く強い敵を思い描いていたが意外にあっさり決着がつく。二作目に登場した三人組の敵の方が魅力的だ。失敗作とまでは言わないが、スーパーマン・シリーズとしては物足りなかった。
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