ジャン・ヴィゴと撮影のボリス・カウフマンの共作。サイレントのドキュメンタリー。
リゾート地ニースの風景を切り取った映画。なんて事ない日常の風景であろう場面も今観ると面白さ倍増。編集を巧みに使ってちょいとした批判精神みたいなものもあるけど、その辺はどうなんだろ。女の人の服が次から次へと変わって最後は裸になるのをディゾルブで見せて行くのとか。日焼けしてる人が真っ黒になったり。それよりもカンカン踊ってるギャルをパンチラ狙う角度から撮って、そこに天使像の画をモンタージュして行く場面なんかは下世話と表現が両立してて良いんじゃないか。スローモーションで見るギャルのパンチラが妙に神々しく撮られている。俺もCYBERJAPAN DANCERSを天使と同一視する映画撮りたいな。80年後に面白がられるよ、きっと。
