今は亡き西村賢太氏の私小説映画化。
亡くなったことを最近しり鑑賞。
西村さんの自伝ともいえる作品で
もう誰がどうみようとクズでしかない主人公を森山未來が演じるという
蝶オーグのカケラもない汚い(西村さんには失礼だけど)人間の底辺というものを目の当たりにした気分。
金が入れば風俗へ通い
家賃なんて滞納につぐ滞納
なにかと言われれば、親の経歴を吐き、所詮中卒だもんなと垂れ流す
ただこんな人間でも言葉の言い回しや文章力に優れ、どこか惹かれる人物ではある。
生きにくい人生を送ってきたんだろうなと客観的に苦しくなるし、どこか応援してあげたい気持ちも込み上げる不思議。