イエローサブマリン

苦役列車のイエローサブマリンのネタバレレビュー・内容・結末

苦役列車(2012年製作の映画)
2.6

このレビューはネタバレを含みます

青春と言われれば綺麗だけれども

貫多はどっからどう見てもクズ。目も当てられない。ただ、人を著しく見下すところとか、女性に対してヤバい接し方してる辺りは自分見てるようでキツかった。その部分だけね!確かに汚いんだけど、貫多を構成してしまったのって両親の影響があったからで、それを知ってると貫多だけが悪いとは思えない。根っこの根っこは良い奴なんだろうけど...見下さないと生きていけない体になってしまったんだろうなぁ...

でも、康子も日下部もいい人すぎる。日下部は金貸してだの、居候させろだの、その他諸々普通だったら「もういいよ」って縁をすぐにでも切ってしまいそうな奴なのに付き合ってやってる。それで最終的に縁切ったのが彼女に悪態ついたから。いやそりゃキレるけど...そのタイミング?康子だってほぼストーカーみたいに付きまとわれてるのに、ギリギリまで貫多に対して親しく接する。優しすぎ。貫多の人柄はクソだなって思うけどだからこの映画は嫌いってことにはならないのに、これがダメってことは“この映画が”ってことより原作が苦手なんでしょうね。