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苦役列車のnenecoのレビュー・感想・評価

苦役列車(2012年製作の映画)
4.0
記録。

森山未來の役の幅が広い、そしてクズの役が合いすぎていて良かった!!(褒め言葉)

観ていて、「あ、この映画の空気感好きだなぁ」と思いました。

貫多は孤独に慣れていたから、「友達」という存在が出来た喜びもあっただろうし、孤独が当たり前だった故に人との距離のはかり方も下手なんだろうなと思いました。
「僕が中卒だから馬鹿にしてるのか?」等、自分から言うことは自信のないことの表れだと思うし、何か彼の中で「自分を認めてほしい」という思いがあったのかなぁ。(父親の件もあるし。)

高良健吾は自然で良かったですね。
下手に感情入ってるよりも自然の方が惹き付けられる。

元カノと3人のやり取りは謎でついていけなかったけど、それ以外は良かったです。

とにかく森山未來の演技が素晴らしい。
クズだけどずっと目が離せない。
食べ方から何から全身で表現しているのが伝わってきた。

ラスト、貫多は夢や目標を見付けられたのでしょうか。

マキタスポーツ、高良健吾の台詞が結構グッと来たなぁ~。
いつまでも甘えてんじゃねーよ。
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