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ロッキー5/最後のドラマの283のレビュー・感想・評価

ロッキー5/最後のドラマ(1990年製作の映画)
2.5
ドラゴとの激闘終えたロッキーに待っていたのは脳への障害と、破産という現実だった。…ほんとシリーズを通して浮き沈みが激しい。

プロモーターのデュークがしつこく再戦を希望するが夫の体を労るエイドリアンが必死に食い止める。そんな中ロッキーにマネジメントをしてほしいという男、ガンが現れる。最初はあしらっていたが見所を感じてマネジメントをしていく。いつしか躍進するガンにかつての自分の栄光を重ねていくのだが…

息子そっちのけでガンに接するロッキーと家族の亀裂は広がっていく。プロモーターデュークの甘い言葉でガンは離れていく。

そんな中でフォローするのはやっぱりエイドリアンなんだ。息子のフォローをしつつ、仲違いを解消し、ガンが離れた時もロッキーとのハートの強さの違いを語った。

ロッキーを破産に導いたポーリーも、ロッキーの味方となって彼こそがチャンピオンだと語った。…ガンが離れていくことを「船は沈んだ」と例えるシーン、彼は人をよく見ているなぁ。

ミッキーが残した最後のゴングがなるまで試合は終わらない、諦めるなというメッセージが印象的だった。

本作の最後はリングの外でのリアルファイトで幕を閉じる。意外な展開だなぁという思いとボクサーとしてではなく、闘いを終えた男が家族や現実と向き合うためにそういう演出にしたのかなぁ、等とおもいつつ。

今回、かなりモヤモヤするシーンが多かったが、最後にデュークを殴り飛ばすシーンだけはスカッとした!
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