マーティンルイス

ロッキー5/最後のドラマのマーティンルイスのレビュー・感想・評価

ロッキー5/最後のドラマ(1990年製作の映画)
4.0
ロッキー第5作目!

引退を決意しながらボクシングを切り離せないロッキーがやや辛く映るものの、父親としての成長や息子との距離感が窺える心情表現は鮮やか。エイドリアンやジュニアの不満を描写しつつ、根底にある感情を晒け出して仲を深める様子は家族の愛情を痛感させる。ロッキーが師の在り方を学ぶ中で、ミッキーとの友情や感謝を実感する場面も感慨深い。プロモーターの狡猾さや弟子の精神的な弱さが憎い場面もあるが、そんなストレスを一掃するラストは、ロッキーの生き様と心身の強さを象徴する壮快な瞬間だった。

愚直な主人公への家族愛が感じられ、精神の成長を親子の視点で描いた作品。
マーティンルイス

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