マーティンルイスさんの映画レビュー・感想・評価

マーティンルイス

マーティンルイス

ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔(2002年製作の映画)

4.0

指輪物語 第2作目

前作よりもファンタジーの美しさを描き、激化する戦いの迫力に圧倒された。少し冗長に感じる場面もあるが、映像とキャラクターの魅力で程よくカバーされている。特に、覚醒したガンダルフの神
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ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

4.0

ファンタジー映画の金字塔:指輪物語の第1作

確立された世界観を描写するCGと、幻惑的な光の演出が噛み合い、夢のような映像に終始魅了された。また、世界を知っていくホビット達とそれを守るガンダルフ達の冒
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ヴェノム:ザ・ラストダンス(2024年製作の映画)

3.4

ヴェノム完結作

ストーリーや演出に粗が目立つものの、アメコミ作品定番のクロスオーバーやマルチバースに頼ることなく、物語を完結させた点は良かった。シンビオート軍団や闇の王ヌルのビジュアルも秀逸。思えば
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ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

3.9

『ジョーカー』続編

ミュージカル要素のくどさは否めないが、アーサー•フレックという人物を真摯に描き、彼本人と社会の求めるジョーカー像の相違を露わにする内容は嫌いになれない。欲を言えばアーサーの強さや
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ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち(2015年製作の映画)

3.6

ループする世界と個性豊かな子供たち

満ち溢れるファンタジー要素が美しく、登場人物やクリーチャーを始めとする造形の虜になる。遊園地やサーカス内で協力する場面はダークな雰囲気を感じつつ、世界観に没頭でき
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ドナルドの魔法使い(1952年製作の映画)

-

🪿vs🧙‍♀️
キャラクターの可愛さとユーモアのあるアニメーションが堪らない。ドナルドの悪戯も酷いが、魔女の仕返しもなかなか凄まじい。

パンプキン(2024年製作の映画)

2.9

キラーパンプキン襲来!🎃
なかなかのグロさと雑な展開がクセになる。怒ったかぼちゃの顔や長い蔦を特徴としたクリーチャーの造形が割としっかりしつつ、殺し方に憎しみが籠っている点も面白い。

リンカーン/秘密の書(2012年製作の映画)

3.5

吸血鬼とリンカーンの奇妙な巡り合わせ

”人民の人民による人民のための政治”
この名言に、民主主義と吸血鬼の駆逐というメッセージを含ませる展開がなかなか面白い。爽快なグロさとスピード感溢れる殺陣が組み
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Be Cool/ビー・クール(2005年製作の映画)

3.0

ゲットショーティの続編。
前回同様トラヴォルタの魅力満載で、キャストも豪華。フサフサのロック様やムキムキのハーヴェイ•カイテルなど個性豊かなキャラクターばかり。単調で盛り上がりは欠けるが、程よく笑って
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ゲット・ショーティ(1995年製作の映画)

3.0

物語のテンポの遅さが気になるものの、トラヴォルタのクールさと90年代のおしゃれな雰囲気が楽しめる作品。点と点が繋がってく最後の展開は好き。

クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

4.5

因縁と過去の精算を描く、クリード第2作🔥

闘うことへの恐怖心や家族が増える不安を深い人間描写で見せ、ドラマを生み出す手法がやはり見事。特にアドニス、ロッキー、イワンという三者三様の子供との関わり方を
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クリード チャンプを継ぐ男(2015年製作の映画)

4.4

新たな挑戦に挑むロッキーとアドニスの物語

ボクサーとして人生を歩み始めるアドニスの背中は、ハングリーな半生を語るだけでなく、アポロの活力やボクサーの才能を感じさせる。さらに、ロッキーとの特訓により刻
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シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

4.3

自由の国の終焉

近年のアメリカ情勢を見ると、フィクションとは言い切れない今作。報道で平和を訴えてきた人物が、全てを犠牲にしなければ誰かを守れない悲惨さが胸に刺さる。新人ジャーナリストの観客の心理を重
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ロッキー・ザ・ファイナル(2006年製作の映画)

4.0

ロッキーの終幕

過去の闘いやエイドリアンに想いを馳せるロッキーの姿に哀愁が漂う。しかし、そんな彼が前へ進むために再び闘いに挑む姿は、これまで以上の覚悟と決意を感じさせる。ポーリーとの交友や親子関係で
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ロッキー5/最後のドラマ(1990年製作の映画)

4.0

ロッキー第5作目!

引退を決意しながらボクシングを切り離せないロッキーがやや辛く映るものの、父親としての成長や息子との距離感が窺える心情表現は鮮やか。エイドリアンやジュニアの不満を描写しつつ、根底に
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ロッキー4/炎の友情(1985年製作の映画)

3.9

Hearts on fire🔥 ロッキー第4作目!

コミカルな前半から一転して、突如訪れる悲劇と自らの限界を超えるロッキーの物語に目が離せない。また、これまでの作品より楽曲を使った場面が多い点も今作
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ロッキー3(1982年製作の映画)

4.2

Eye of the tiger!ロッキー第3作目!!

序盤から防衛戦やレスラーと試合をするロッキーと、闘志を燃やすクラバー•ラングの姿に胸が踊る。心配と懸念が渦巻くミッキーの感情やロッキーの挫折は
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ロッキー2(1979年製作の映画)

4.1

ロッキー第2作目!

熱い闘いを経て変化した、ロッキーの感情やプライベートが印象的。前半ではエイドリアンとのロマンスを感じさせつつ、新婚生活の苦労や悩みを匂わせる描写は現実的である。新たな人生を歩む困
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ロッキー(1976年製作の映画)

4.8

情熱に満ちた、ロッキー第1作目!

ロッキーの感情や突如訪れたチャンスへの高揚感、登場人物との関係が徐々に浮き彫りになる描写など非常に繊細である。特に、ミッキーとの蟠りが夜の街頭の下で打ち解ける瞬間や
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.1

スピルバーグの半自伝的映画

半自伝的といいつつ、家族の変化や人間の感情を露わにする手法が、劇的であり残酷でもある。また、”映画”というコンテンツの美しさや楽しさを訴えつつ、映像を残すという行動は、美
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フェイス/オフ(1997年製作の映画)

4.3

2人の名優がダブル主演で挑む、入れ替わりアクション映画

正反対の犯罪者と刑事のキャラクターを対比させながら、入れ替わりによって、双方の人間関係が鮮やかになっていく展開に、緊張感や人間の多面性が感じら
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クローバーフィールド/HAKAISHA(2008年製作の映画)

2.9

NYに突如訪れた脅威

pov形式で物語が進み、緊張感溢れる展開が続く。宇宙人の全容が見えないまま、増殖したり巨大な一部を見せたりという演出も面白い。しかし、より突出した魅力や登場人物が欲しかった。

トリプルX:再起動(2017年製作の映画)

3.0

ドニー•イェン&ヴィン•ディーゼルの魅力が光るアクション映画

最初からサプライズ登場の連続で見応え十分。アクションやスタントも、今までにないスピード感に溢れ終始爽快だった。しかし、ここまでアクション
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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

4.4

BETTER TO BE KING FOR A NIGHT THAN A SCHMUCK FOR A LIFETIME

ルパートの他を顧みない行動と、自身を信じて疑わない姿は、羞恥心と恐ろしさを抱か
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ブレイブハート(1995年製作の映画)

4.2

人間の闘志と愚かさを痛感するスペクタクル映画

復讐心と熱意を胸に闘い、群衆をまとめ上げるリーダーとしての手腕を持つ主人公ウィリアムが、終始魅力的に描かれる。史実にそぐわない描写も多々あるようだが、登
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ブギーマン(2023年製作の映画)

3.8

暗闇から現れる異形の恐怖

スティーヴン•キング原作のホラー作品。
母を亡くした悲しみや暗闇を恐れる子供の心理に浸け込むブギーマンが、なかなか怖くて憎い。クリーチャーとして登場させた点は賛否両論だが、
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トランスフォーマー/ONE(2024年製作の映画)

4.1

Arise , Optimus Prime —
I ! am !! Megatroooooon !!!

メガトロンとオプティマスプライムの前日譚であり、2人の友情とその運命に胸が熱くなる。特に、現実
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セントラル・インテリジェンス(2016年製作の映画)

3.5

CIAになったいじめられっ子とサラリーマンになった人気者の凸凹コメディ

いじめや過去の栄光に縛られる苦しみを軽く扱わず、大人として成熟する第一歩として、それぞれが自分と向き合う過程を丁寧に描いている
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サユリ(2024年製作の映画)

3.6

引越してきた一軒家での悲劇…ではなく、則雄とばあちゃんの復讐劇!

展開が急すぎて少しついて行けなかった部分もあるが、従来のホラー映画にはない幽霊の見た目や除霊法が楽しい作品だった。家庭内の虐待や暴行
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プレデター(1987年製作の映画)

4.0

最強の狩人vs無敵のシュワルツェネッガー

怖いもの知らずで筋骨隆々の男達が、未知の恐怖を認知していく過程には、ホラー映画に近しい面白みを感じる。また、誰1人その恐怖を前にしても逃げることなく、立ち向
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コマンドー(1985年製作の映画)

3.9

シュワちゃんが暴れまくる怒涛の救出劇

筋肉!アクション!!全編迫力満点!!!
娘を攫われて危機迫る状況の中で、どんな壁にぶち当たってもパワーでぶち壊すシュワちゃんに見惚れる。
また、「コマンドー語録
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エイリアン:ロムルス(2024年製作の映画)

4.4

『エイリアン』の続編

恐怖の象徴として性的メタファーや社会構図など多くを語り、作品ごとに評価•好みが分かれてきた本シリーズ。そんな中で今作の魅力の一つが、全シリーズ作への愛に溢れたオマージュ達である
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ハムナプトラ 失われた砂漠の都(1999年製作の映画)

3.5

幼い頃見て以来、虫が嫌いになった作品

ブレンダン•フレイザーとレイチェル•ワイズの美しさに見惚れつつ、虫やミイラに襲われる描写には鳥肌が立つ。特に皮膚に入ってモゾモゾ蠢いてる虫が嫌。そんな要素にビビ
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ワイルド・スピード/スーパーコンボ(2019年製作の映画)

3.7

筋肉×家族×筋肉

何度見てもザ•ロックとステイサムの最強コンビに夢中!アクションは人間離れしてる部分も多々あるが、この2人だからこそ、多少リアル且つ大胆に感じられてしまう。また、ラストで一致団結して
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フォールガイ(2024年製作の映画)

3.4

数々の映画を支えるスタントやスタントマンへの敬意に溢れた作品。恋愛やコメディ要素が少し好みじゃなかった。

怪盗グルーのミニオン超変身(2024年製作の映画)

3.6

グルーのライバル vs グルー家&メガミニオン

思わず笑ってしまうシーンばかりだが、他作品のオマージュやミニオンの魅力に溢れた、メガミニオンの人助けは特に面白かった。赤ちゃんや転居などの苦労が増えな
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