西部の無法者ジェシー・ジェームズと相棒のハンクは、強盗集団ワイルドバンチに誘われて駅馬車強盗に参加するが、仲間の裏切りにより銃弾で傷付いたハンクを連れてジェシーは逃走するが…というストーリー。
西部劇とフランケンシュタインを合わせたトンデモ作品です。「ビリー・ザ・キッドVSドラキュラ」と共に興行された作品のようですね。このタイトルではなく「ジェシー・ジェームズVSフランケンシュタイン」のタイトルのDVDで鑑賞しました。
ハンクを連れて逃走したジェシーはファニータという美女に出会い、医者が住むという屋敷に案内される。だがその屋敷では、フランケンシュタイン博士の末裔ルドルフとマリアの兄妹が怪しげな実験を行っていた、という内容です。
実在した無法者ジェシー・ジェームズを主人公にした西部劇に無理矢理フランケンシュタインの末裔絡めた内容ですが、ジェシーの相棒ハンクが改造されるのは終盤の方で、それまでは西部劇として進行します。
タイトルでは「娘」とついてますが、実際は孫娘ですね。ヨーロッパからアメリカに逃れて来て、メキシコ国境の町で子供たちを実験台にフランケンシュタイン博士謹製の人工脳を移植しようとして失敗続きで殺してるようですが、妹マリアは眼もキマッてて完全にマッドサイエンティストというキャラですけど、兄ルドルフは人体実験を行う事に耐えられずにそれを止めようとしています。でも妹に強く言われると従ってしまいます。しかも、こっそり人工脳入れた実験体に毒薬注射して殺したりしています。ブラック・コメディみたいですけど、コメディとしては作ってないんですよね。この兄妹だけでも十分にキャラ立ってますね。
ジェシー・ジェームズを主人公にした西部劇パートはスリルやアクションとは程遠いのんびりしたものになってます。ジェシー・ジェームズは兄貴はおらずに筋肉マンな相棒と行動してますし、ワイルドバンチは3人しかいません。しかも仲間の裏切りでアッサリ全滅するし。インディアンや追っ手の保安官も出てくるけど、インディアンは一人と戦うだけで、その後出てくる集団も通り過ぎてどっかに行っちゃうし、保安官も終盤まで殆ど絡まなくて追われてる緊張感も感じられません。ただ、個人的にはこののんびりした感じがなんか合ってたのかそれほど退屈せずに見れました。
ジェシーと相棒ハンクの関係性がベタですけど良かったですね。ハンクはとにかくジェシーについていく感じで、ジェシーの方も重傷負ったハンクを見捨てず連れて行ったり友人として信頼している感じが何かよかったですね。
道中であった村娘ファニータに案内されてフランケンシュタイン兄妹の屋敷を訪れ、ちょうど強い男を実験台として求めていたマリアによってハンクが改造されてしまいますが、見た目はスキンヘッドの頭の周りに縫い目があるだけで怪物感は全然ないです。「イゴール」と名付けられてマリアによって操られますが、大暴れしてくれるかと思いきや、前述したように改造されるの終盤なので、ルドルフを殺したりジェシーを気絶させたり保安官襲ったりするくらいでちょっとしか暴れません。ジェシーも活躍するかと思ったらハンクに簡単に気絶させられて拘束されてマリアに眠らされたり、ハンクを説得しようとして首絞められたりといいとこなしでしたね。最後の流れは予想付いたけど、まあ切なさあって良かったかな。
ラストも西部劇っぽく締めましたね。
まあ、C級トンデモ西部劇で人にオススメ出来るようなものではないですが、個人的にはレトロで牧歌的な感じが嫌いにはなれない作品でしたね。

2019.4.1 DVDで鑑賞。

ドライブインシアター向けのZ級映画と言えるでしょう。西部劇とホラーを合わせれば2倍の客が入るとかいう安直な考えで制作されたと推測する。

正確にはフランケンシュタインの孫娘マリアが西部の南、多分メキシコとの国境近くの町で祖父の実験の再現を試みる。

駅馬車強盗未遂で保安官に追われるジェシージェームスと手下のフランク。フランクは銃撃戦の時に負傷、そして治療を求めてマリアのところに辿り着く。

まあ銃撃戦に駅馬車、インディアンの襲撃など西部劇してますがいかにもB級仕上げという雰囲気。そして丘の上の屋敷、怪しげな実験、なのに時代のせいか血まみれ描写が１つもない。これは許せない！

フランケンシュタインのモンスター史上1番のマッチョでイケメン。折角だからマリアとの濡れ場の１つでもあれば観客はもっと大喜びだったと思いますよ。
フランクは髪があるより、スキンヘッドの方が似合ってる。

そうそうファニータと言うメキシコ娘が出てきてジェシージェームスと恋に落ちますが彼女の演技がもう酷いのなんのって。

授業で見た
授業じゃないと見ない
先生ですらこれはね…って笑って言ってたけど、そういう映画をどう見るかっていう練習
チープな映画だからって批判だけじゃだめで、どんな映画でも褒めれるポイントを見つけて、何かしら言ってから書いていこうねっていう
B級として見るなら面白かった
B級映画と西部劇を知らないから思うのかもしれないけど
キスシーンで笑ってしまった