アマプラにて。
蓮如上人を扱ったアニメーション。親鸞の教えを伝え阿弥陀様を信仰する浄土真宗。
当時は新興宗派だったので、本願寺は比叡山の僧兵に狙われる事になり、福井の吉崎に逃れる。そこでも寺を焼き討ちに合う。
一応は蓮如が主役なんだろうが、別に蓮如を慕う了顕なる弟子の目線で追う。元々素朴な男だったが妻と母を亡くし仏門へ。
最後は燃える寺から有り難いお経を守って死ぬる。
大まかな流れはこんな感じだが、映画全体を見ると歴史上の人物の伝記映画というテイストが薄い。
だってさ、坊主が説法を垂れるシーンばっかりなんだもん！
偉い坊主が説法を説き、村人が感心して聞く、その映像を長々見せられてもねえ…しかもわざわざアニメーションてやる理由も無い。アニメーションという映像表現の利点が何も活かされてない（笑）
その上、難しい説法にはやたらとテロップが入る。
この手の映画には、他宗教・他宗派は思いっきり悪として描かれるものだ。我らが信仰を阻害する敵だもんね。
でもこれこそ歴史に平等では無いんだよな。
因みにウチのお墓も浄土真宗なのだが、それでもこの映画の評価には繋がらないぞ。
