tonco

ピアノの森のtoncoのレビュー・感想・評価

ピアノの森(2007年製作の映画)
4.0
よい。泣いたぁあ(;_;)
原作はモーニングの大ヒット人気マンガ、未読。映画のエピソードは物語の序章みたいなものだったけど(全28巻だし)、でもそこだけで既に原作の傑作ぶりを確信できる。

私の大好物、持つもの持たざるものの話。貧乏野生児だけど天性の才能をもつカイ(上戸彩)と、ボンボンの秀才ピアノ少年(神木隆之介)たちが、互いに刺激を受けて、もがきながら輝いていく、青春ストーリー。

「のだめカンタービレ」や「ちはやふる」が好きな人は間違いなく楽しめる作品。テンポもいいしアニメーションもキレイ。何よりピアノの音色がいいー!作品の音色の意図に合わせてちゃんと表情が作られてる。
生真面目な音色、情感豊かな音色、楽しんでる音色、ってのが伝わる。

全体的に完成度が高いので、、やや気になるのが、客寄せ商法でタレントを声優に使ってること。。
(あと修平君のキャラデザはもうちょっとなんとかしてあげられんかったか?)
上戸彩ちゃんはヘタウマ具合がちょうど少年期のあどけなさが出てていいのだけど、キーパーソンの先生役が宮迫博之は、、作品の良さを潰してるな。ちょい役ならいいけど、このポジションにはもっと深みと重みのある声の人じゃなきゃ、、

もし、全員プロ声優を使ってたら、伝説に残る名作になりえたのに…

と思っていたら、NHKでやるテレビアニメは、ちゃんとまともな布陣。
2019年に2期開始とのこと。
原作で読むか、アニメ1期で見るか…どっちからにしようかな~
tonco

tonco