kiyosuekohei

美しき母のkiyosuekoheiのレビュー・感想・評価

美しき母(1955年製作の映画)
3.2
神保町シアターにて鑑賞。ダメ父が事業に失敗し、元女中の家に母とともに転がり込んだ子どもの物語です。
全体に、高揚するような場面もなく淡々としているのですが、母役の原節子の美しさと、主人公の子役のかわいさでもっています。脇役もなかなかいい味を出しています。
とくに、原節子の「えっ、こんなに子どもに甘いの?」と思ってしまうほどのやさしさと、ときおりギラッと光る壮絶な美しさのコントラストがすごいです。