転生Moljiana

L change the WorLdの転生Moljianaのレビュー・感想・評価

L change the WorLd(2008年製作の映画)
1.9
そういえば、そろそろ映画版デスノートの続編
『デスノート Light up the NEW world』が公開されるそうで
私自身は漫画版もTVドラマ版もスルーしてた位の心持ちなので観るかどうか分からない感じですが
藤原竜也主演の二作は結構面白かったですし、続編が公開される時はTV放送するかもなので期待すると共に
恐らくTV放送しない、及びTV放送されたとしても観る気が起きない
スピンオフ作品のこちらから片付けちゃおうと思います
因みに今作自体は前アカウントでMarkしていたので一部流用します

今作は人気漫画「デスノート」の実写化スピンオフ
キラとの闘いの後に余命23日となったLの最期を辿る物語
監督は『リング』『インシテミル』の中田秀夫
今作もそうですが、この人って『女優霊』『リング』以降まともな出来の作品が一切有りませんが監督として大丈夫なのでしょうか……

序盤、『DEATHNOTE The Last Name』の最後と
某国で何か凄いウイルスが発見されたという話が
物凄い低温度で明かされます
因みにウイルスの内容はインフルエンザとエボラ出血熱の合成菌が突然変異を起こしたという代物ですが
そんな感じの『ブラッディマンデー』でも無かったっけ?
まあ良いや、そしたこの殺人ウイルスが今作の鍵なのですが
このウイルスを使って人類の間引きを企てる
悪役がまあ酷い、演技出来る出来ないに関わらず全員酷く見える
まず「自然の為に人類滅亡」という考えがねぇ……
いや、私の大好きな映画『キングスマン』の悪役も同じ考えでしたけど
あっちはIT長者&スマートフォンで人類滅亡な為
まだ現実味がある設定なんですよ
何故なら人だけを殺せるから
でも今作の場合はウイルスでしょ?
他の生物も死なないか?正しい生態系とか望めない様な気もするが
因みにこのウイルスの特効薬は一週間で完成します
そんな簡単に対策される様で本当に殺人ウイルスなのでしょうか
そしてこの悪役達の計画はとても大の大人が考えた
国際的テロリスト(笑)が考えた代物とは思えない
それもご都合主義とかじゃない、只々上手くいかなくてグダグダなだけだから擁護の仕様が無いのもまた痛い
途中ビックリしたのが、高嶋政伸演じる悪役が後ろからじじいをナイフで刺す場面
ナイフが背中に刺さった瞬間吐血してましたね
一体全体どういう人体構造をしているのでしょうか
後、手下の女が研究員の肩をナイフで刺したら
研究員が死ぬという良く分からない場面も有りましたね
肩刺された位我慢しろよ

後はLサイド?最期の23日がテーマなはずが
重要人物のガキを預かる時点で「あと8日」
おかしくないか、15日間何してた
その調子でどんどん時が過ごしていくので
Lが自分の余命を噛み締めて生きているようには全く感じません
まあ良いや、因みに今作のLの見所って
「本編では見られなかった色々なL」らしいですね
確かに色々してました、子守りをしたり
メイド喫茶に入ったり、ママチャリに乗ったり
まあギャップは有りますけど、それだけの為に映画作るんじゃねぇ

そしてこの映画の一番のツッコミ所にして問題点
これはもう外せませんよね?
ウッチャンナンチャンの南原清隆演じるFBI捜査官ですよ……
いやぁ……キテますよね……このキャスティング(悪い意味で)
別に南原さん自体は嫌いでは有りません
ヒルナンデスよりもひるおび派ですけど嫌いでは無いですよ?
でもどういう経緯でこの人に!?
剛力彩芽さんの様に事務所の圧力って訳でも無さそうですし……
劇中でも(一応)頑張ってはいますよ!
でも如何せん南原さんだからFBI捜査官として演じようとすればするほど
笑う犬シリーズのコントにしか見えないんですよね……

今も昔もクオリティーの低さとツッコミ所の多さで今作に勝つのは結構難しい作品ですが
一応見所は有る作品なのでこれ位の点数で
でも、もう二度と観たくは無い作品
『貞子3D』は生涯ワーストながらももう12回目ですが、今作は4回でギブ
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