【”太陽”つながり】
アラン・ドロンで”太陽”と言えば「太陽がいっぱい」と相場は決まっているが、無理やりな日本語タイトルで、これもありますという...(笑) 。
それに、事件は夜起こったのだから、”太陽は知らいないはず”でしょ!?と考えた人は少なくはないはずだ。
オリジナル・タイトルの意味は「スイミング・プール」だ。
やっぱり、ひどい日本語タイトルだと思う(笑)。
この映画は、出産や離婚を巡るあれやこれやで映画から少し遠のいていたロミー・シュナイダーに、かつての恋人だったアラン・ドロンが恋人の役を指名したことで配役が決まった。
ストーリーはまあまあといった程度だが、この映画は結構ヒットして、ロミー・シュナイダーはこの出演をきっかけに再び注目され、フランス映画界の中での人気が不動のものとなっていく。
今回のロミー・シュナイダー没後40年映画祭の中では、ロミー・シュナイダーのかわいらしさが一番出ているのではないかと思う。
嬉しさと言うより、再び脚光を浴びることを確信していたからなのではないのか。
そんなふうに感じた。
そこが注目だ。