『太陽がいっぱい』のアラン・ドロン、モーリス・ロネ、ロミー・シュナイダーが再共演を果たした、心理サスペンスドラマ。
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ジェーン・バーキンの訃報を聞いて。季節感もぴったりな本作をセレクト。
"『太陽がいっぱい』Part2"とでも呼びたくなる、フレンチソープオペラ風心理サスペンス 。表向きは4角関係の不倫ドラマだが、実際行われていたことは、アラサーウーマナイザーとアラフォーウーマナイザーによる醜い男のマウント合戦だった。
フランス映画には、自分がこれまでに観ただけでも、『ぼくの伯父さんの休暇』(52)、※『悲しみよこんにちは』(57)、『海辺のポーリーヌ』(83)、『緑の光線』(86)、『夏物語』(96)、『スイミング・プール』(03)等など、"大人のバカンス映画"という1ジャンルがあると思っているが、本作もその類。※英米合作映画だが、原作がフランス小説ということもあり、空気感はフランス映画。
アラン・ドロンのファッション(特に、Leeのデニムジャケットと、スエード?の茶ジャケット) と、金持ちの友人たちが乗り付けるクラシックカー達が格好良かった。
ぐーっと顔に寄っていくズームアップが特徴的。
示唆的な映像。オープニングの白鳩反転映像、水着姿のアラン・ドロンとロミー・シュナイダーによる熱い官能的な抱擁とキス@開放的なプールサイド、鳥籠型のハンギングチェアにすっぽり座るペネロペ(ジェーン・バーキン)、愛の冷めた抱擁を捉える窓枠越しのショット。
マックイーンといえば"華麗"、スティーブン・セガールといえば"沈黙"、アラン・ドロンといえば"太陽"。いかがなものか。
🏎️'71 マセラッティ ギブリ
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