TaiRa

太陽が知っているのTaiRaのレビュー・感想・評価

太陽が知っている(1968年製作の映画)
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リメイク版『胸騒ぎのシチリア』の前に観ようと思い。原題は「プール」だって。そのまんま。

南仏でバカンス中のカップルの元へ、女の元恋人が娘を連れてやって来る。カップル役のアラン・ドロンとロミー・シュナイダーはかつて婚約していた元恋人同士。シュナイダーが結婚出産で休業していた時にドロンの指名で女優復帰。元恋人役モーリス・ロネとドロンの『太陽がいっぱい』コンビが役柄も似た感じで再共演。娘役のジェーン・バーキンは当時21くらいでとにかく可愛い。舞台のほとんどが家で進行し、登場人物もほぼこの4人なので演劇みたいな感じ。それよりこの映画の撮影時にドロンの関係者が他殺体で見つかって(マルコヴィッチ事件)何かと話題だったそうだけど、それが映画の内容と合わせると凄い不気味。映画としてはちょっと長いし地味なんだけど、シュナイダーの日焼けした肌がやたらエロくて最高。登場人物みんな美しいので目の保養にはなる。オープニングクレジットの字が揺れるやつが洒落てる。
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