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地球最後の男のILLminoruvskyのレビュー・感想・評価

地球最後の男(1964年製作の映画)
3.5
原題『The Last Man on Earth』 (1964)

監督 : ウバルド・ラゴーナ、シドニー・サルコウ
脚本 : フリオ・M・メノッティ、ウバルド・ラゴナ、ウィリアム・レイセスター、リチャード・マシスン
撮影 : フランコ・デリ・コリ
編集 : ジーン・ルジェイロ、フランカ・シルヴィ
音楽 : ポール・ソーテル、バート・シェフター
出演 : ヴィンセント・プライス、フランカ・ベットーヤ、エマ・ダニエリ、他

SFホラー作家のリチャード・マシスンの小説 『I Am Legend』を原作とした、謎の細菌の流行により、人類の殆どが死滅、または吸血鬼化してしまった近未来を舞台に、人類の未来を賭けた”生きる屍”たちとの孤独な闘いを描いたホラー映画。

不気味で、寂寥感がある単調な動きを繰り返す吸血鬼はまさにゾンビの源流であり、吸血鬼が主人公の自宅を取り囲んで襲う様が、ジョージ・A・ロメロ監督の「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」に受け継がれたコトでも有名な一作。

後半の展開も視点の違いで正義にも悪にもなる普遍的テーマを孕んでいて良く出来ています。
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