刑事エディは誘拐された不動産王ウォンの捜査の為に奔走するお話。
90年代ジャッキー映画の中でもシリアスな作品。
何しろNGシーンが無い、珍しく明確に相手を射殺するなど彼のポリシーから逸脱している所が本作のポイント。
元々実話ベースという事もあるそうなのでコメディ要素(部分的にあり)は控えめとなっていました。
アングルやカット割りなどジャッキー映画らしさがかなり抑えられているところやしっかりエピローグに時間が割かれているのも新鮮でしたね。
アクションについてはカンフーはあまりないのですが台湾のシーンはエキゾチック感もあっていいですね
もう一つは爆発シーンの迫力が凄い、九龍城大爆発等は確実に殺しにきていてこの頃の作品は狂気を感じます。
それ以外ですとやたらと現場に動員しすぎてバレちゃって大丈夫だったんですかね。
序盤に敵方があんな雰囲気良く契りを交わしていたのに肝心の計画がザル過ぎてどうやって金を手に入れるつもりだったのか良く分からなかったですね。
この辺りがエンドロールで説明されていた簡略化されているという部分に当たるのでしょうかね
当時は誘拐が多かったそうなので同じ手口を使われないように配慮したのかもしれません。
ジャッキーらしさは希薄ではありますがまだバリバリ動ける頃にシリアスな作品を作っているのは貴重なのでお暇なときにどうぞ。