寅さん

DATSUGOKU -脱獄-の寅さんのレビュー・感想・評価

DATSUGOKU -脱獄-(2008年製作の映画)
2.0
脱獄ネタで失敗作を見たことがない。

開始早々カントリー調の歌をバックに爺さん登場。メンバー紹介&タイトルがバーン!スマートで良さげ。ここで期待感を上げすぎた!

この手の物に珍しく悪そうな囚人が殆どいない!だらしない体の奴ばっか!
弱そうなのばっか、弱そう過ぎて説得力にかける。リッツァもトミーも余裕でやれるだろ!
良い子ちゃんの悪ぶってる感が出ていてイマイチ興奮しない、キョロ充って感じか?
囚人のキャスティングは失敗だと感じる。せめてエキストラだけでもしっかり用意して欲しかった。

イギリス人ぽい暗く閉塞感に満ちた話、犯罪犯した囚人に感情移入しづらいので、脱獄をネタに使うなら、もう少し人物描写をしっかりした方がとも思ったが、自由がテーマだからまあ良いか
でも最初の紹介シーンでの懲役の年数を見せるより、罪状の方をオープンにした方が良かった。どういうキャラか想像しにくい。
時間のバラしと繋ぎは秀逸。
にしても開始5分で期待し過ぎた。
脱獄シーンの靄が掛かって視界が悪い感じや突飛過ぎた所、なぜか一致団結して、線路で足が挟まったやつと共倒れとか。
最後に助け合う理由と、登場人物が一つの人格になってた理由がわかるとさっぱりする。
寅さん

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