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汚れた天使たちのENDOのレビュー・感想・評価

汚れた天使たち(1987年製作の映画)
4.3
出てくる登場人物のクセの強さ!5 cornersにあるユダヤ人が経営する店名が原題。ロビンスの善行が浮世離れしていて狂気の域。冒頭散歩中にロビンスがタトゥーロにI love you.と告白して度肝を抜かれ黒人専用ダイナーに入って活動家としてアピールする場面に緊張しっぱなし。タトゥーロの軽い知的障害を誰も重く見ないから大変な事になる。(天国から舞い降りたような)ドイツ系の悪戯好きな2人組とシンナーでラリってる女の子がエレベーターに乗って戯れあってる場面ほど多幸感に満ちたデートを私は知らない!あれが出てきた時点でもう心の映画。改札口の回転ドアによって小銭の転がりだけでサスペンスを生んで馬鹿らしくて最高。盗んだペンギンをドンゴロスに入れて近所の噴水でプレゼントするなんて100点な演出で微笑ましいが次の瞬間には撲殺して-100点に!その天才的発想と不器用さに涙が出る。面白すぎました。
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