汚れた天使たちの作品情報・感想・評価

「汚れた天使たち」に投稿された感想・評価

dude

dudeの感想・評価

4.1
1964年ブロンクス、瑞々しくも危うい青春群像。公民権運動の時代を描きつつも、あくまで中心は白人同士のイザコザである点が特徴的。とはいえ不誠実な感じはせず80年代の作品だからこそより普遍的な物語にできているという印象。そういうバランスは『サバービコン』ぽい。また白人にしてもドイツ系とかイタリア系とか意図してばらばらにしていると思われる。
ビートルズの「In My Life」が円環を作る街映画でもあった。中でもエレベーターの屋根のシーンや夜の公園のシーンが素晴らしい。
今考えると豪華な俳優陣なんだが、特に『タクシードライバー』を踏まえた(イコールではない)ようなジョン・タトゥーロの役どころが際立つ。「今夜 あなたの息子がどうなるか 教えてくれ」からの流れは忘れがたい。作品のテイスト的にも彼がスパイク・リーやコーエン兄弟の作品に出演するきっかけになってたりするのでは?
背中を矢に射抜かれた教師殺人事件と並行して起こる旧友同士の揉め事。前半はコミカルに話が進むが徐々に暴力とスリラーがごちゃごちゃに混ざり合ってくる。心が躍るような場面の連続。ティム・ロビンスが、ジョディ・フォスターが、ジョン・タトゥーロが歩くブロンクス。善と悪、白黒つけようのない人生と運命。ラストの小さな希望に思わず泣いてしまった。
Santa

Santaの感想・評価

5.0
優しく旨味のあるユーモアや、コメディ要素が至る所に散りばめられたステキな作品🎉🎉🎉ヒロインのジョディ・ホォスターが可愛らしい🍬どの役者も良い味を出しているし、人間らしい🌟🌟🌟🌟🌟
低評価なのが不思議です。
法月

法月の感想・評価

4.1
これの「ファイブコーナーズ/危険な天使たち」という題名のVHSは持ってるんだけど、こんな題名でDVD化されてるとは知らなんだ。

ジョディ・フォスターの輝かしい実績の中で、ほとんど忘れ去られているような作品。でも、個人的にはこの映画のジョディ・フォスターが一番好きなんだよね。

舞台は1964年のブロンクス。かつて、幼馴染みの超危ないヤツ、ハインズにレイプされかかったリンダ(ジョディ・フォスター)。その時恋人だったリンダを助けそこなったジェイミー、横から颯爽と現れてリンダを救った屈強な男、ハリー。

それから数年後、リンダ強姦未遂の罪で服役していたハインズが出所してくるとのニュースが・・・・

不安におののくリンダに、
「俺が守ってやるさ!」とジェイミー。
「あんたじゃ無理よ、足を引きずるたびに、俺は男じゃないっ
て思い知らせれてるんでしょ!」と答えるリンダ。

酷すぎるよジョディー(T_T)。

ジェイミーを無視して昔助けてくれた頼りになる男、ハリーを
尋ねるリンダ。しかし、ハリーはケネディ大統領暗殺のニュースのショックで、キング牧師やガンジーに傾倒する平和主義者になっていて・・・・・

ここらへんが面白いんだよね。仏教にも興味を持っているハリーなんだけど、愛犬にブッダなんてバチアタリな名前つけてる勘違い野郎で・・・・・

いろいろあって、リンダの前に姿を現す凶悪男、ハインズ。
恐怖に凍り付くリンダに、ハインズが差し出す意外なプレゼント・・・・・この場面が一番のツボ! 忘れられない大好きな
シーン(けっして怖いシーンじゃありません。ホッコリさせられます)。

自分にとっては忘れられない青春映画の傑作。
もっと世に知られていい映画だと思うんだけどな。
ジョディフォスターが若い!今は綺麗だけど、この頃は可愛さもあって素敵。

町のハインズという男が出所する。彼は主人公のリンダを襲って(レイプ未遂)刑務所に入れられていた。彼女を助けてあげられなかった元恋人ジェイミーは彼女に未練たらたら。
出所したことを知ったリンダは、ハインズから守ってもらうため前回助けてくれたハリーの家へ訪ねる。が、ハリーは父親の死後、非暴力博愛主義者になっていて断られる。
そんなリンダの元にハインズが…。

サイコサスペンスの部類らしいがぬるーっと話が進んで行くから全然ハラハラもない。むしろ少し笑ってしまった。キレやすい頭のおかしな男にストーカーされるリンダが可哀想と最初は思ったけど彼女のふらふらした態度も問題が…。合間に出てくる若者たちは何?色んな疑問を抱いてしまう映画でした。