昔ながらの「椅子取りゲーム」を題材にしたソリッド・シチュエーション・スリラー。ある番組のオーディションに応募した6人の男女が招かれたのは薄汚れて錆び付いた密室。そこに用意されたのは５つの椅子。何の説明もなく流れ出す音楽。「これ、椅子取りゲームやんなきゃいけないんじゃね？」と何となく音楽に合わせて椅子取りゲームを始める6人。椅子に座れなかった人間はどうなるか…？
本編約80分という短さが幸いしてか、特にダレることも飽きることもなく最後まで観れた。しかし、いまいち盛り上がりに欠けることと、椅子取りゲームという題材を使ってということ以外に特に面白味がない。POV映画でもないのに謎が一切明かされないのもちょっと腑に落ちない 。誰が最後に勝つのかという部分も、ぶっちゃけ何の捻りもない。
と、良いところが殆ど無いのだけど、そんな悪いとも思えなかったので。
